
工房にストックされている材です。

ルシアーギターで、ポピュラーになってきているジリコーテ。
ダークな色合いと、蜘蛛の巣のような黒い縞模様が美しく走ります。

ブラック&ホワイトエボニー。
水墨画のような線。渋い模様で、ヘッドやアームレストのアクセントにも良いですし、サイドバックに使ったら素敵ですね。
ヴィンテージのホンジュラスマホガニー。

細かいフレイムの杢が走っています。

雰囲気が伝わるでしょうか?

上品なフィギャードです。

こちらもヴィンテージのホンジュラスマホガニー。

フィギャードも上品ですが、

密度が高く、スッキリ詰まった地の杢目も、とても綺麗です。
フィドルバックのホンジュラスマホガニー。バイオリンの裏板のような細かく派手なフィギャードがびっしりです。

キルト杢のホンジュラスマホガニー

これも派手です!!

ルシアーさんの工房へ行くと、皆さんこういった秘蔵のマホガニー、見たことのない美しい材を持っていて驚きます。

ストライプマッカーサーエボニー。
真っ白なベアクロウジャーマンなどと組み合わせて、モノトーンのギターにすると、すごく雰囲気が出そうです。

近年、すっかりポピュラーになったアフリカンブラックウッド。
中央のサップを活かすと、自然のアクセントになり、サップを切り落とすと、シックなルックスになります。

照明を浴びた時に、サイドバックの褐色の杢目が浮かび上がり、深く輝きます。

ホンジュラスローズウッド
また近々、ホンジュラスは入荷するとのことでした。

美しいフィギャードのウォルナット。

フュギャードブビンガ。全身派手にフィギャードが走っています。

ストックの中でも印象的だった、フィヤードのハワイアンコア材。

トップサイドバックとオールでボディを作れる、貴重なセットが豊富にストックされています。

マスターグレードのマイクロフィガードの材です。

今だと、ネックまでオールコアでいけるそうですよ!!


とても深い、立体的なフィギャードです。


コアのサイド板。トラ目が非常に細かく走っています。

メイプル材のストックです。

西原さんのギターの丸いデザインに、このシルキーな輝きのサイドバックも良いでしょうね。


真っ白なムーンスプルースをトップにして、サイドバックをメイプルというのも魅力的です。
もちっとしたメイプルならではの太い出音と、倍音感豊かな楽器になると思います。

良質なインディアンローズウッドも豊富にストックされていました。

ダークな色味、スッキリと素直な柾目です。


こういう黒くて、ダークなインディアンローズ。どんどん貴重になってきています。

ブルージーのカスタムオーダーも、次回はインディアンローズウッドで検討中です。


ブラジリアンローズウッド。

この材は、お客様のオーダー品に使われるため、もう予約済みでした。

色味といい、杢目の素晴らしいです。

イタリアのクレモナで9月28〜30日に開催された、『Cremona Musica International Exhibition』に、KEYSTONEの西さん、Joji Yoshida Guitars & Ukulelesの吉田さん、Ecizen Guitarsの越前さん、Mukae Guitars 向江さんとの旅を共にして、ヴェニスに行ったり、マダガスカルローズウッドを買い付けたり、スイスに行ってムーンスプルースを買い付けたりと、充実した日々を楽しく過ごしたそうです。
その材の到着を待っているところで、今後のオーダーも楽しみです。
<取材を終えて>
家の裏に、滝があるということを聞いていて、興味があったので、

工房取材を終えてから、琴滝まで一足伸ばして、見物に行きました。

シーンと静まり返った中、サラサラと水の流れる音が聞こえてきました。

台風の後で、水量が増して、迫力があります。

台風のため、地面には杉林の葉が、びっしりと。

倒木もあって、相当な風と雨だったのでしょう。

滝の近くまで、石段をトコトコ登ると、この眺め。

素晴らしい環境の工房、ゆったりとした生活から、西原さんのギターが生まれるのだと、自然に感じられました。
posted by Blue-G at 17:36|
NISHIHARA GUITARS