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ブルージーコーポレーション

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2017年04月07日

工房探訪記 WATER ROAD GUITARS 増田明夫さん その6  ブラジリアンローズウッド編

工房見学の夜、打ち上げに、増田さんの行きつけの居酒屋さんに行きました。
そこで、カキフライを食べたのですが、
「カキフライ、醤油で食べてごらん!!」ということで試してみると、
牡蠣の甘いのと、ころもに染み込んだ醤油が絶妙で、こざっぱり食べられるんです。
増田さん曰く「醤油で食べると、カキフライが和食になる!!」
というわけで、すっかりハマって、帰ってきてから、カキフライをよく食べるようになりました。
夕方になると奥さんと一緒にスーパーに行って、晩酌のつまみは、増田さんが作るそうです。
好物の牡蠣フライは、いちどきに20個くらい食べちゃうそうで。

東京は、桜が満開で、いよいよ貝の美味しい季節です。
牡蠣といえば、ECHIZEN GUITARの越前さんの大好物なんですが、
越前さんも読んでるかな?
今度、ぶくぶくに太った旬のアサリの酒蒸しで、呑みたいですね。ハマグリの酒蒸しもね!!

魚の王様は、大間のクロマグロですが、
今回は、ギター界の王様。ブラジリアンローズウッドのお話。

いつもカスタムオーダーの際、
増田さんオススメの材の写真をもらって、お客様に好みの杢目を選んでもらいます。
カスタムオーダーで、一番楽しい時ですね。
豊富なストックの中から、いろんなバリエーションの材を見てください。
木材フェチの皆さんには、嬉しい写真です。ぜひオーダーをする気分を体感してください!!

1  
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ヴィンテージMARTINで使われているような色味と杢目。中央の黒いラインが良い感じです。
2
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縮れたウェイビーな杢目。色も黒いです。
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中央にサップ杢のアクセント。ボトムも特徴的な黒い杢目が走っています。
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黒くて素直な杢目。外側の黒く濃い部位と、中央部分のコントラストが良い感じです。
照明を浴びるとすごく良いでしょうね。
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中央のオレンジ色が鮮やかで、黒い外側とコントラストが楽しい杢目です。
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中央のオレンジと外側のダークなブラウンのコントラストに加え、フィギャードの杢が出ています。
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オレンジ色の褐色のゾーンが広く、派手な杢目ですね。

先日、海外のカスタムオーダーのお客様が選んだハカランダ。
二年後に完成予定で、Couchiモデルになります。
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15年以上、増田さんの工房にストックされていた秘蔵の材です。選んだお客様は、お目が高い!!

こちらは、2015年に完成した、カスタムオーダーのD-arte、月と狼のギターに使われた材。
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黒くて、杢目の詰まった素晴らしい材です。

完成した姿はこんな感じ。
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どうです? 赤黒くて、すごく良いでしょ?
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極薄のラッカー塗装がほどこされ、ラッカー独特の濡れたような艶が加わり、赤褐色の深い色をしています。
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工房にある、ブラジリアンローズウッド。左奥に積み上げられています。
これは、ストックの中のほんの一部(笑)。
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そういえばと、そばの棚から、ブラジリアンの化粧板です。
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指板やブリッジ用のブラジリアンもたっぷりあります。
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細かな霜降りの、フィギャード杢が走るブラジリアンの指板材。
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黒い縞模様のところは、うっすら緑に光る美しい材。
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指板と、マッチングしたブリッジ材。
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細かなフィギャードが走ります。
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触ってみると、ガラスや金属を思わせるカリンカリンな質感。本枯れの鰹節のような。

圧巻のサイドバック材たち。
MARTINの戦前の45モデルに使われていたような、魅力的な色と杢目です。
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本当に魅力的なスパイダーウェイブが走っています。
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密度が濃く、黒いラインの走り方も良いですね。
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コントラストの美しさと、赤い色合いが素晴らしいです。
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ボトムの黒いラインの入り方も色気がありますね。
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中には、こんなスパイダーウェイブの美味しい部位が、使われないゾーンに。
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こういうヒゲのような模様は、やっぱり魅力です。
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杢目の良いところに加え、フィギャードの杢が走っています。
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これは、すっきりとした柾目!!
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これから製作される、お客様のカスタムオーダーに使われることが決定していました。
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サイドの板もフィリッチマッチで、赤い色味と、黒いラインが上品に走る、素晴らしい雰囲気。
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サイド板の詰まった杢目。なんとも濃い赤褐色!!
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オレンジのゾーンが印象的な黒いブラジリアン。
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さらに、フィギャードが楽しい魅力的な材。
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それぞれ、裏板と揃いのフィリッチマッチのサイド材。
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サイド板のコレクションは、別の棚に保管されていました。
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こんな感じで、魅力的な材が次から次と。宝物を紹介してくれる増田さん!!
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これでもブラジリアンローズウッドの、本当にほんの一部。
十分に、すっかりお腹いっぱいの時間でした!!

(おまけ)
そういえば、これは増田さんがプレゼントしてくれた、ブルージーの店頭用のプレートです。
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豪華にインレイが施され。
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マザーオブパールのWATER ROADのロゴに、アバロンインレイのBlue-Gのロゴ。
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こんなに分厚いブラジリアンローズウッドで作られています。
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素敵なヘッドプレートが何枚も取れそうな、貴重なアイテム。
ブルージーにお越しの際は、ぜひご覧になってください。

次回に続きます。
posted by Blue-G at 19:34| Watar Road Guitars

2017年04月06日

工房探訪記 WATER ROAD GUITARS 増田明夫さん その5 ベアクロー編

工房の中には、完成間近の箱になったギターが並んでいます。
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5月の錦糸町モデルの20周年記念モデルのトップ材。
マイクロフィギャードのベアクロージャーマンです。
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こちらも5月の錦糸町モデル。
12フレットジョイントのナイロンモデル『Pulchra』です。
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美しいベアクローの杢が出ています。ブルージーに入荷予定です!!
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最近入荷して、すぐに売れてしまった煙草のインレイのギターも、工房取材から帰ってきた目で改めて見ると、すごいフィギャードが出ていることに気がつきました。
横に交差するフィギャードと、玉杢が輝くジャーマンスプルースです。
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こちらも完成を待つ、トップ材。
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ベアクローの入り方が、すごいです。
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「ディクロラム」のロゼッタが入り、派手なルックス。
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こんなのもあるよと見せていただいたのが、こちらのスプルース。
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細かくびっしりとベアクローの杢が走っています。
WATER ROADのシリアル200本目を記念したモデル用にストックしてあった材です。
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ブルージーも2018年で、1998年の創業から満20年を迎えます。
というわけで、記念モデルのトップ材として、キープさせてもらいました。
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ベアクロームーンスプルースのコレクション

浮世絵で描かれる、春の驟雨のようなフィギャード。
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水面の流れのように、優雅なフィギャードの杢です。
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ふわふわと秋の雲を思わせる、上品なベアクロー。
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鮮やかな春霞のようなベアクロー。色白の美しい色をしています。
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これも上品に杢が流れています。
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これは古材のムーンジャーマンで、やや日焼けして赤くなっています。
一年後に納品される、ブルージーの個人オーダーのギターに使用されます。
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工房には、まだまだジャーマンスプルースのストックが沢山!!
BC ベアクローの文字が入っていますね。
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WATER ROADといえば、トップ材はほぼジャーマンスプルースが多いですが、
増田さんのコレクションの中から、珍しいものが!!
上質なイングルマンスプルースも、沢山ストックされているのに驚きました。
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ベアクローの真っ白なイングルマンたち!!
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イングルマンといえば、柔らかくて、甘い音というのがよく言われるのですが、
これだけベアクローの入った、上質な材は、密度もあってすこぶる硬く、澄んだ素晴らしい音がするのです。
サイドバックがブラジリアンなどの硬い木の箱にも、バランスよくマッチングします。
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これだけの材を見てしまうと、イングルマンスプルースの記念モデルも、ぜひ作りたいなと思いました!!
カスタムオーダー制作にもオススメです!!
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ブレーシングを取り付ける作業代。
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工房の片隅にあったラジカセが、全然使われている形跡がないので、増田さんにそのことを聞いたところ、
普段、工房の中では音楽をかけずに、静かな中黙々と作業をされるとのことでした。
そんな普段の雰囲気が、覗き見できる素敵な動画があります。
ギタリストの下山さんが、デジカメで撮影してくれたそうですが、鮮明な映像と、静謐な空気が伝わります。


いつも使っているカンナを見せていただきました。
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オマケの動画。僕らがいつも感じている、増田さんのやわらかい感じが伝わるかなと思います。


次回に続きます。
posted by Blue-G at 19:36| Watar Road Guitars

2017年04月02日

工房探訪記 WATER ROAD GUITARS 増田明夫さん その4  インレイ編

神保町の桜も、ちらほらと咲いてきています。
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皇居のそばの気象庁の桜を見てきました。
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ピンク色の、花も大ぶりなこの桜も良いですが、
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やっぱり、この白くて可憐なソメイヨシノが良いですね。

増田さんのギターの特徴的なインレイ。とくに桜をモチーフにした作品は印象的です。
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WATER ROAD  D-ARTE cutawayのヘッド。2011年のTOKYOハンドクラフトギターフェスのショーモデル。
煙草のけむりと、印象的な横顔のインレイ。
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海外からオーダー品。Water Road D-ARTE cutaway -Capricorn- custom (2017)
山羊座をモチーフとしたヘッドインレイです。
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カスタムオーダーのD-ARTE cutaway custom ー月と狼ー(2015)
スタビライズドウッドを使った鮮やかな紅い月と、パールインレイの銀狼。
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今回は、インレイの素材となるアバロンやパールの素材についてです!!
たくさんの種類の貝があります。
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これだけの豊富な貝材のコレクションから、インレイのイメージにふさわしい、色味の素材が選ばれていくわけですね。
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それぞれ素材の名称。
左上から順番に、
Red Abalone  Paua Abalone  Brown Lip Pearl
Pink Abalone  Green Abalone  Freshwater Pearl  Pink Mussel
Mother of Pearl   Gold Mother of Pearl
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こちらも左上から順番に、
Awabi  Rainbow MOP   Green Turban
Bronze MOP Vietname
Greenlip Abalone  Bronze MOP Philippin  Black MOP Tahiti   Black MOP Philippin
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綺麗なアバロンの中に、赤い部位がある珍しいレッドアバロン。
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青みの強い輝きの、人気の高いパウアアバロン。
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フィギャードマザオーオブパール(M.O.P) 白く鮮やかな光沢で、フィギャードの模様が出ています。
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こちらも魅力的な、グリーンアバロン。
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増田さんのギターは、トップのカッタウェイのインレイも、いつも印象的ですね。
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工房には、オブジェとして、貝も飾られていました。
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貝のこの中央の部分に、綺麗な層ができるそうです。
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パールもそうですが、平面で綺麗な層を沢山取るには、大きく成長した貝でないとインレイの素材が取れないんですね。
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Rosette&Purfling用アバロン
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部位ごとに、細かくなったアバロン素材たち。
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ロゼッタのリングの内周、外周に施されるソリッドアバロンのインレイ素材。
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こんな感じで内側の径と、外側の径でサイズがそれぞれ違います。
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アバロンのドット素材。ブリッジピンのドットインレイ用。
WATER ROADのブリッジピンは、ウッドのピンに、増田さんが手作業でドットインレイを施しています。
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沢山の素材の中から、六本のピンの貝の色味がそろうように、増田さんが分類して、小分けして整理されていました。
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アバロンのインレイが施されたピン。
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小物をまとめるケースも綺麗に整頓されているなあと思っていたら、これは奥様のお化粧品の使い終わったケースだそうです(笑)
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とても綺麗なラミネートシェルシート。貝の綺麗なところを積層にしたものなので、非常に派手です。
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上から、
クラッシュマザーオブパール
クラッシュアバロン
ピンクアバロン
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人工のオパール素材。このサイズで、とても高価なんだそうです。
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インレイが施されたギター。
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ヘッドのインレイ。綺麗なのでもう一度。
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色の違うパール素材を使い分けています。
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そして指板のワンポイントのポジションマークインレイ。
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この首飾りのインレイは人工のルビーが使われています。
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さらに、ロッドカバーがパール素材です。
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番外編として、増田さんが明るく「なかなか登場する機会はないかなー」という、
マザーオブパールのナットサドル素材。
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最近のショーモデルなどで紹介されている、新しい素材のロゼッタ。
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「ディクロラム」
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角度によって、いろんな輝きがあり、今後はパーフリングのインレイなどにも使われていくそうです。
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今後、ブルージーのカスタムギターでも使ってみたい楽しみなアイテムです。

次回に続きます。
posted by Blue-G at 19:15| Watar Road Guitars

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