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ブルージーコーポレーション

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2017年10月06日

Pre-War Guitars トリファイド加工のトップ材 

トリフィアド加工のアディロダックスプルーストップ。
ヴィンテージギターのように、香ばしく焼けた、黄金色に輝くトップ。
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(トリファイド加工について)

トリファイド加工は、木材の細胞構造を変化させる、科学的な手法です。
何十年もかかって、使い込まれたギターを弾くと、角の丸いあたたかい反応と、よく枯れて芯の通った太くウッディなトーンを味わうことができます。
これは、トップのサウンドボードが、何十年にわたって弾きこまれることで振動を繰り返し、木の細胞構造が変化して、ギターのボディが共鳴しやすくなり、生き生きとした反応をするように成長したためです。

生まれたばかりの新品のギターが弾きこまれ、よくほぐれて、本当にそのトーンが自然に響き渡るまでには、時間がかかります。それは普通、何人ものオーナーを経て、何十年もかかるプロセスですが、タイムマシーンを使うように、Pre-War Guitarは、新しい木材を経年した細胞構造に変化させた、トリファイド加工の木材を使うことで、その成長した反応と、枯れた音色を、今すぐに手に入れることができます。

トリファイド加工、木材を熱処理することは、何世紀にもわたって研究され、より洗練された方法が開発されてきました。無酸素状態の釜の中で、長時間、高温で加熱されることで、新しく伐採されたばかりの木材の、油や樹脂を減らすために、通常は長年かかるプロセスを、短期間にエイジングすることができます。トリファイド材は、強く安定した細胞構造によって、気候によっての、膨張や収縮に強くなる利点もあります。

トリファイド加工された、木材の細胞構造が、古いギターのトップの細胞構造を再現することに近いということ、ヴィンテージギターのような、乾いたサウンドを得ることから、近年では代表的な各メーカーから、それぞれの呼び方で、トリファイド加工のトップ材を使ったギターが発表されています。Martinのオーセンティックシリーズに採用されているVTS(ヴィンテージトーンシステム)、COLLINGSのTraditionalシリーズでは“Baked”と呼ばれ、 Taylorの600シリーズではトリファイドのシトカスプルースが使われ “Specially Aged”と呼ばれています。

細胞構造の写真の比較。

Sample from 1937 D-28  “Old"Adirondack Spruce
Pre-war+1937+D-28+Magnified.jpg
サンプルは、1937年製のMartin D-28です。
古いアディロンダックスプルースのトップ材は、何十年にもわたって油分や樹液など不純物が放出され、細胞が安定し、硬く締まった状態になります。経年の黄金色の輝きは、味わい深いヴィンテージギターならではの表情になり、木が軽く、非常に硬いという、素晴らしいトーンウッドの条件。2つの特徴を持ちます。

Sample is new wood  "untreated" Adirondack spruce-
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トリファイド加工されていない、新しいアディロンダックスプルースです。

Sample is new wood "torrefied" Adirondack Spruce
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トリファイド加工した、新しいアディロンダックスプルースのトップ材です。
トリファイド加工によって、不純物が放出され、細胞が安定し、美しい黄金色の輝き、味わい深い木材の外観を得るだけでなく、構造的に木材を軽く、より堅くします。Pre-War Guitarの驚くべき枯れたトーンに貢献する、木が軽く、非常に硬いという大切な要素を獲得しています。

古材のアディロンダックの写真と比べることで、とても似ていることがわかります!!

posted by Blue-G at 19:35| PRE-WAR Guitars

2017年09月29日

Pre-War Guitars ブルージーオーダーのカスタム品。三本が入荷しました!!

入荷前から、注目を集めている"Pre-war Guitars Co.”
ブルージで特注した、三本が完成しました!!
MARTINタイプのMODEL-Dナチュラルと、MODEL-Dサンバーストは、早くも、ご売約いただきました。

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左から、30年代のMARTIN D-18を復刻した、MODEL-Dのナチュラル。
真ん中が、30年代のMARTIN D-18を復刻した、MODEL-Dの、渋いサンバーストフィニッシュ。
右が、 30年代のGibson J-35を復刻したMODEL-Jサンバーストフィニッシュです。

入荷の様子。買付け品のダンボールが、エレベーターホールにあふれます。
ダンボールを解いて、中の詰め物を取りのぞいて、ハードケースを引っ張り出します。
早く、ギターを見たいので、ワクワクする瞬間です。
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スタッフが見守る中、ハードケースを開けます!!
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うぉー。すごい質感。
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想像以上に、オールドギターの雰囲気に驚いています。
MODEL-D サンバーストモデル
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MODEL J  
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MODEL-D ナチュラルモデル。
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お店の1943年製のD-28の隣に並べて見ました。
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ナチュラルモデルのトップの香ばしい色合いは、本当に戦前の顔をしています。
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ヘッドのウェザーチェッキングの入り方も、こんな感じで。
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サンバーストモデルのこの貫禄!!
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細かなウェザーチェックと、ダメージの風合い。
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MODEL-J ギブソンのサンバーストモデルは、こういうダメージが渋く、実にカッコいいです。
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ヘッドのウェザーチェッキングの細かな入り方も、すごくリアルです。
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posted by Blue-G at 17:04| PRE-WAR Guitars

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